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せと・末広商店街

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「毎度、馬鹿馬鹿しい話」といえば
お馴染み、落語でございます。

そんな落語で大いに笑いながら街を元気にしようと、
愛知県は瀬戸という街に立ち上がった者たちがおりました。
まあ、あたくしたちのことなんでございますが。

瀬戸と申しましても、瀬戸内海の瀬戸ではございません。
「せともの」のふるさとといった方が通りがいいでしょうか。

その瀬戸市に古くからの伝統を持つ商店街がありました。
誰が呼んだか、自分でつけたか
その名を「せと・末広商店街」と申します。

地場産業の発展とともに隆盛を誇ったのも今は昔のこと。
商店のシャッターが一つ二つと閉まり始めました。

だからと言って手をこまねいてみている
商店街のオヤッさん、オカミさんたちではありません、
街に活気を呼ぼうと、知恵を絞り汗を流してまいりました。

そして、空き店舗の一つに小さな寄席ができました。
それが「せと・末広亭」でございます。

しかし寄席というのは噺家あってのもの。
商売をしながら芸人さんたちと話をつけ、
寄席を開くといのは並大抵の労力ではございません。

「せめてどこかに噺家を呼ぶ金でもないもんかねえ」
「とぼけた奴だね。そんな御足があればハナから苦労はねえ」
「ちげえねえ・・・いやまてよ?」
「どうした熊さん」
「モリコロ基金があるじゃねえか!!」

モリコロ基金は2005年の愛・地球博の収益から、
積み立てたお金で市民活動のお手伝いをしようという、
今どき稀な、まことに奇特な浄財でございます。

「ありがてえ、これで金はなんとかなった」
「寄席の準備も万端だ」
「あとは噺家の先生を探すだけでい!」

街角の小さな小さな寄席から大きな笑い声と活性化を。
末広亭ですえひろがりの会はこうして産声を上げたのでございます。

「芸」の何たるかもわからない素人の集まりではございますが、
愛するふるさとを元気な笑顔で溢れさせようという、
その気概だけは人一倍の連中でございます。

至らぬ点はございますが何卒ご指導ご鞭撻を。
晴れて寄席を開く折にはぜひせと末広亭に足をお運びいただき、
大いに楽しんでいただければ幸甚でございます。

平成二一年三月吉日
「末広亭ですえひろがりの会」

 

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